足底筋膜炎は、足の裏側についている腱の部分と足底にある筋膜などに継続的に負荷がかかることで炎症を起こして発症します。十分な運動を行って足裏の筋肉が発達して、足裏のアーチを崩さずに走り続ける事で発症を抑える事ができるため、筋肉の発達した若い年代には発症しにくいです。
足底筋膜炎のよくある症状として、朝起きて起き上がる際に一歩踏み出す時に痛みを感じる場合や、長時間立ち続ける時に痛みを感じます。
怖いのは慢性化で、何もしていなくても足裏に数時間おきに痛みを感じるようになります。また片方の足で発症するとその痛みを庇う為に、もう一方の足に重心がかかって骨格が歪むなどの弊害がでます。
足底筋膜炎の原因
足底筋膜炎の原因は、老化して筋力が衰えたり、運動で足の筋肉を酷使したり、肥満による体重増加で絶えず足に負担をかけるなど足裏の筋力が弱る事で、足底筋膜に負担が掛かって炎症を起こして発症します。炎症は足底筋膜のかかとに付く箇所を中心として発症し、老化によって筋力が低下して足底筋膜に負担をかける事が原因です。
但し年齢が若くても、筋肉を酷使して、同じように足底筋膜に負荷が掛かれば発症する場合もあります。
足底筋膜炎の診断
足底筋膜炎の診断は、患部をおす問診によって行います。足底筋膜炎の9割は、期間には個人差がありますが特別な治療法をせず、負担をかけないようにして自然治癒を待ちます。
重い痛みを伴う場合には、消炎鎮痛剤を服用したり、内視鏡による足底筋膜の切り離し手術を行う事もあります。
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